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【徹夜・休日実験にご用心】気をつけなければいけないこと

徹夜・休日実験にご用心

大学の研究室では、深夜の遅い時間でも実験をするという話を耳にすることがあります。

最近の研究は、特に論文にして結果を出すまでの時間も早くするように求められているため、徹夜や休日を使って実験をしている学生もいると思います。

徹夜や休日の実験で中止しなければいけないことは、ただ一つだと思います。

もちろん安全です。

例えば多くの人がいる昼間の実験だと、もし実験中に倒れても誰かが気づいてくれる可能性が高いです。

実験中に倒れる可能性なんてないと思うかもしれませんが、例えば液体窒素を使う実験で液体窒素をこぼしてしまうと、それが原因で酸欠で気を失うなんてことが起こります。

もちろん、機械を装着している人が転倒すると、転倒を検知して警報を発する転倒検知器もありますが、警報を発するものだと周りに人がいないと効果がなかったりします。

そのため、深夜の実験だとなにかあっても気づいてもらえるのは次の日の朝、休日だと24時間以上気づいてもらえないということもあります。

また、徹夜の実験では、睡眠不足によって注意力が欠如していることもあります。徹夜で実験したけど、些細なミスで失敗したといった経験や話を聞いたことがあるかもしれません。

実験の失敗だけなら笑い話になるかもしれませんが、例えば貴重な試薬や装置をダメにしてしまったり、怪我をしてしまうと笑い話とは言えません。

そうはいっても時間がない人は

いくら安全のためとはいえ、どうしても徹夜や休日になにかしないと締切に間に合わないといった時もあると思います。

いくつか方法を提案しますので、検討してみてはいかがでしょうか?

  • 早朝に実験の準備をする
    普段よりも早く起きて、実験の準備は早めにしてしまおうという提案です。例えば一時間早く準備するだけでも、違いますし、もし仮に準備中に事故が起きても、来ている人に発見してもらえる可能性が深夜より高いです。
  • 深夜や休日は実験をしない
    深夜や休日に実験はしなくても、研究活動はするという考え方です。例えば、論文の収集や論文の執筆、データの解析などの実験室以外でパソコンでできることを行うことで、比較的安全に深夜や休日でも研究活動をすることができます。

最後に実験をするうえで忘れてはいけないことは、安全第一ということです。