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ひかりの空を全巻読んだ感想

ひかりの空を全巻読んだ感想

"ひかりの空"を全巻読みました。ひかりの空は原作が坂田信弘先生、作画がかざま鋭二先生です。全294話で全29巻です。分量は少し多いかなという程度かと思います。

私はゴルフを経験したことがないですが、ひかりの空はゴルフの知識がなくても読むことのできるゴルフマンガです。

このマンガのあらすじとしては、主人公は星野ひかりという女子中学生です。星野ひかりは、旭川の競馬調教師の娘として育ってきました。元、天才ゴルファーの杉本真が、星野ひかりに天才的なゴルフの才能があることを見出します。星野ひかりは杉本真と出会いゴルファーとして、世界屈指のゴルフの祭典、マスターズトーナメントを目指します。

主人公は女子中学生ですが、少年ジャンプに掲載されるマンガのような青春スポーツマンガとは少し違うなあと感じました。

ゴルフで対戦するライバルが陰湿な相手が多いなあと感じました。星野ひかりはアマチュアゴルファーとして、大会に出場しますが、女子プロの厳しさを教えるといってる女子プロが陰湿な嫌がらせをしたりと、本当のゴルフの世界がこうだったら嫌だなあと思うほどでした。

また、メンタルがゴルフのプレイに影響する場面は何度もありました。ゴルフがシビアなスポーツなんだなと感じることができるマンガでした。他にも芝目や風の難しさなど、ゴルフの醍醐味も描かれていたのかなと思います。

もちろん、人柄の良いプロもいますが、過去に問題を抱えていたりと、ドラマ性のあるキャラクターが多く登場するなと思いました。おもしろいといえばおもしろいですが、ちょっとわざとらしいと思ってしまった部分もありました。

また、主人公の星野ひかりは杉本真という素晴らしい指導者と出会いますし、他にも良い人とも出会いますが、一方で変なキャディとの出会いによって苦戦するなど運が悪いなと思う場面も多くあります。こういった場面が好きか嫌いかで、このマンガが好きか嫌いかがわかれるかなと思います。

そして主人公はマスターズトーナメントが出場することを目標にしていますが、実際には、マスターズトーナメントに参加する前にマンガは完結してしまいます。俺たちの戦いはこれからだエンドこと俺たたエンドに近い終わり方ですね。これも納得できる人と納得できない人がいるかなあと思います。

青春やスポーツマンシップを読みたいと思う人にはあまりおすすめできないマンガだと思います。また、強敵とどんどん対戦していくようなスポーツマンガを読みたいと思う人にもおすすめできないと思います。

才能のある主人公が不運に見舞われながらも活躍していく、そんなスポーツマンガを読みたい人にはオススメできるマンガだと思います。