ぷろのーと

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格闘美神 武龍を全巻読んだ感想

 格闘美神 武龍(ファイティングビューティー ウーロン)を全巻読みました。全18巻と一気に読み切るには少し多いかもしれないと感じる分量でした。

 石川優吾先生の作品です。石川優吾先生の作品は他に、スプライトを読んだことがあります。絵が綺麗で少し独特な絵を描く先生だという印象を持っています。

アニメ化もされているようですが、私は観たことはありませんでした。

格闘美神 武龍は主人公が女子高校生と聞くと青春感があるように思ってしまいそうですが、女子が本格的に格闘技をやる作品でした。ただ格闘技といっても、現実離れした内容も多いなと感じました。特に発勁が一撃必殺のように描かれていて私は違和感を覚えてしまいました。

 正直この作品は私はあまり好きにはなれませんでした。スポーツ漫画というと、読んでいてスッキリするような作品もありますが、これは正直読後感があまり良い作品では無かったのが好きになれなかった要因の一つだと思います。

ネタバレになってしまいますが、主人公の女子高生・毛蘭(マオ ラン)の師匠が本当に好きになれない人物でした。格闘技の師匠というと悟りを開いているような人が多い印象ですが、このマンガの師匠はエゴを貫き通して、それを弟子に押し付けるひどい師匠という印象です。逆に、人を指導する立場の人間は反面教師とするために読んでもいいのかなと思います。

ただ伏線が残ったまま終わったりはしておらず、きちんと完結している作品ではありました。そういう点では、読後感がもやっとするといったことは無かったです。

しかし全部で18巻ということもあり、あまり人にオススメしたくなるような作品ではなかったです。