ぷろのーと

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身近な紅葉と思い出の黄葉

身近な紅葉と思い出の黄葉

今週のお題「紅葉」

紅葉というと、もみじやカエデのように葉が紅くなる場合を紅葉というようです。紅葉も好きですが、わたしは秋といえばイチョウが黄色くなる方が思い出があります。こちらはおなじ"こうよう"でも黄葉と書くようです。

身近なところでは最近紅葉が目につく。もう葉が散りかけているから、あと少しの間しか見れないのだろうが、紅葉を見かけると秋だなあと感じる。枕草子では「秋は、夕暮れ。夕日のさして~」とあるが、私は夕暮れもさることながら、秋は晴れた日中に、少し時間がゆっくり流れるような雰囲気に浸るのが好きである。この雰囲気を醸し出すのには散る前の紅葉も一役買っている。
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ただ私にとっての一番の思い出は黄葉の方である。

私が子どものことは、家の近くに小さな山があった。ほとんど人が来ない場所だったが、わたしにとっては遊び場だった。その山の頂上近くに大きなイチョウの木が生えていた。そのイチョウの葉が黄色くなるだけでも綺麗なのだが、一番感動したのはそのイチョウの葉が地面を覆うように散っていた光景を見たときである。今でいうインスタ映えしそうな、イチョウのカーペットである。

【イチョウ カーペット】で検索してもらうとイメージしてもらえると思うが、まさに黄金の絨毯のような光景が目の前に広がっていたのである。人もあまり来ないところだったので、踏み荒らされているわけでもない、自分だけのイチョウのカーペットには子どもながらに感動した。いつか、機会があれば地元のイチョウを見にいきたいなあと思う。